p68’s blog

Apple製品とMazda Roadsterが大好きです

アメリカの携帯事情と楽天モバイル

アメリカに出張する場合には月に3$で番号を保持しているT-Mobileの回線(Pay as you go) と、日本語のサポートでAT&T回線のMVNOのH2O WirelessのSIMを使っています。

 

T-MobileのほうはSprintとの統合のからみかどうかわかりませんが、現在は新規受付を停止してしまったのかHPにも情報がなくなりました。

かつたまにチャージしようと思ってHPにログインするとなんか辿れないリンクがあったりとごく少数の人しか使ってないように思います。ただ月に3$で番号が保持できるっていうのは格安なので、このコロナ禍のなかでも保持しています。

 

H2O Wirelessのほうはおそらく複数回の出張でトータル1年以上つかいました。さすがAT&T回線と思わせるぐらいT-Mobileで電波が届いてないところでもバリバリアンテナが立ちます。ただどちらのキャリアもヨセミテ、デスバレーなどの国立公園や、LAからラスベガスの間の殺伐とした道なんかは電波が弱い、つながらないなんてところもしばしばあります。

 

そんなアメリカですが、同僚とか、街の人々をみていて感じるのは、皆さん結構通話しているなって思います。なんかちょっとしたことでも通話している印象があります。

これはアメリカの携帯会社はワタシの知る限りPay as you goの契約以外は国内通話、テキスト(SMS)が無制限になってることからきていると思っています。

日本では0x0 は携帯、その他は家電。って感じで番号が分かれていますが、アメリカの携帯の番号体系と家の電話はごっちゃになっています。携帯は好きなエリアコードを選べるのでカリフォルニアにいてもニューヨークのエリアコードとかでなんでもありありです。車のナンバープレートも嫁さんのイニシャルにしたりとかなんでも自由な国なので、携帯の番号も自由に選べないと窮屈に思う人が多いのかもしれません。

 

そんなわけで通話料が無制限、テキスト(SMS)も無制限なせいか、ちょっとしたことでも通話したり、気軽にテキストを打ちます。

日本だとLINEでメッセージの交換をしたり、通話もLINEを使ったりしていて本来の通話機能ってあんまり使いません。iPhoneのメッセージ機能もワタシは相手がiPhoneだったらよく使ったりしていますが、友人からくるのはごく少数で、ほぼLINEになっています。

 

本来各社携帯のハードを開発している人や、電話会社の人って通話品質をスゴク気にしているんだと思っています。それを使わないでLINEで通話するので用途としては十分なんだけどちょっともったいない感じがします。

なので、いま通信会社各社は3000円以下で20GBまで、通話は5分までってやっていますが、ぜひアメリカみたいに国内通話かけ放題になってもらいたい。

そうすれば標準の電話アプリが使えて、メッセージのやり取りはSMS。これなら相手がなにを使っているかを気にする必要はないし、番号だけでやりとりができる。

 

いちいちLINE IDを聞いたりとか面倒なことがなくていいと思うんだけどな。って話です。

なんかLINEの情報が海外の会社から見れる状態になっていたとかでセキュリティの話がやんややんやと言われています。それはもともと通話料を従量課金制にしているおかげでユーザが使わなくなって、別の安い手段に行ってしまったからだと思っています。

 

そんなことをウツラウツラ考えていたところで、楽天モバイルはRakuten Linkの仕様を変えるというアナウンスがでました。どうも着信は通常アプリでの着信。Rakuten Link以外からのSMSは通常メッセージで受信となるようです。細かい事情は知りませんがAppleからのアプリの規制から来ているというような話をどこかの記事で読みました。しかし実際のところ「なぜ」って答えがわかりません。おかげでRakuten Linkは相手がRakuten Linkかどうかで、こちらの受信アプリが変わるという、なんか変な仕様になるようです。

もともと楽天モバイルRCSのサービスをまずは自社で採用して、おいおい他社に販売するためにRakuten Linkを使っているとどこかで説明されていました。

それはそれで戦略としては面白いのですが、iPhoneのシェアが60%と言われる日本で今回の仕様変更なので、すでにRakuten LinkのRCSサービスを普及させるっていうのは、あまり良い方向性ではないように思います。

docomoau, softbankが先行して、通話SMS無制限を当たり前のように基本料金にすることはないと思われますが、ここは一つ楽天モバイルが他社に先行して、通話SMS無制限を実現してくれないかなぁって妄想しています。もし楽天モバイルが先行すれば他社は追従せざる負えなくなって通話SMS無制限。でLINEの必要性も薄れてきて相手のLINEID聞いたりはたまた海外の会社に個人情報が漏れるなんて心配もなくなって良い方向に向かうと思うんですけどね。

現在Rakuten Linkで他社宛の通話は無料になっています。これは楽天が各通信会社に接続料を払っていると思うので、それほどコストに違いがないんじゃないかと持っていて、最初に通話SMS無制限にできるのってやっぱり楽天モバイルなんじゃないかと思います。

それとも将来的に普及してきたら、やっぱり他社と同じで5分まで無料とか改悪があったりするのかなぁ。

 

ちなみに先述したH2O Wirelessの価格は $30で5GBのデータ通信、国内通話テキスト無制限、海外も50カ国の固定電話は無料と、こういうのでいいんだよっていうプランです。

この$30ドルってちょっとした外食ですぐにいっちゃう価格です。なので日本円の感覚で2000円くらいの印象です。なので日本の携帯は3000円で20GBでまだまだ高いとか、十分安くなったとか色々な意見がありますが、個人的には携帯なんだからまずは通話テキスト無制限にして2000円。その土台の上で値段だったり通信品質を競争してよ。って思うんですが、どうなのでしょう。

通話無制限になると気軽に実家に電話したりと結構生活変わると思うんだけどなぁ。。。