p68’s blog

Apple製品とMazda Roadsterが大好きです

音楽うつりかわり

昔聞いた話だと、親父世代はテレビが出だしたころから現在の4Kだかの進化が見れていいなぁと思ったりしていたんですが、音楽を携帯するってことに関しては自分の世代がど真ん中だなぁと思ったのでちょっと書き出してみようと思い立ちました。

 

小学校の頃
家にはラジカセと呼ばれるラジオとカセットデッキが一体化したものがあった。たのきんトリオ松田聖子さんなんかが大人気で黒柳徹子さんと久米宏さんが司会の「ザ•ベストテン」なんて番組が人気でしたね。当時テレビの前にラジカセを置いて録音していました。しかもライン入力ではなくラジカセのマイクで録音していたので今思うと音質なんてあってなかったようなものだったハズ。ただ何度も聞き返したりして子供ながらにいつでも最新の歌謡曲が聴けるっていうのにテクノロジーを感じていました。当時のワタシはまだ家で音楽を聴いていました。。

 

中学校の頃
クラシック音楽に興味を持っていたころで、家には親父が若い頃に収集したと思われるレコードが数十枚。レコードは針を置くときに緊張するししまうときに静電防止のスプレーをかけてビニール袋に入れてジャケットに入れるという面倒臭さがあったので、カセットテープに録音して聞いていたような記憶がかすかにあります。ワタシ以外にもそんな人結構いたんじゃないかと思います。で、このころに画期的なCD(Compact Disk)と呼ばれるデジタルに録音されたものが登場しました。プレーヤーはレーザーで読み取るとのこと。もう針はいらないし、埃の「バチバチ」というノイズに悩まされることもない新時代の幕開けでした。当時ブラバンの顧問を務めていた先生は、その当時数千枚のレコードを所有していました。その顧問いわくCDは圧倒的な定位があるとのことでレコードに比べてどこにどの楽器の人が座っているのかわかるほどにリアルな再現に変わったそうです。当時独身だった顧問の先生はその財力をCDに入れて込んでいました。当時レコード店と呼ばれるお店の片隅でCDは売られているくらいでしたが、顧問の先生はワタシの在学中に数百枚のCDに置き換えていったようです。クラシック音楽の面白いところは指揮者、演奏会によって味付けが違うので、同じ楽曲でも演奏によって違った楽しみがあるところだと思います。好きな人にはいくら買っても終わりがない世界でした。そんなCDにテクノロジーが進化していた時代でしたが、当時のワタシはまだ家で音楽を聴いていました。。

 

高校の頃
バイトも始めて少しばかりのお小遣いもできたころでした。初めてCDを買ったのもこの頃で松任谷由実さんのCDを初めて買いました。あと猿がCMをしていたWalkmanを購入したのもこの頃だったはず。カセットテープに音楽を録音してWalkmanで聴く。しかも家じゃなくて外で聴けるってのが画期的でした。バイトの先輩に渋谷の「ディスコ」に連れて行ってもらったのもこのころで、ノリの良いEurobeatのCDを買ったりしていました。Non-stop NoSuper Eurobeat Vol.1も買ったのも覚えているんだけど、今調べたら1990年らしいので記憶がちょっとズレていそう。
いずれにせよ、CDとWalkmanは画期的な技術でワタシの中でSONYは最高にイケてる会社でした。

 

卒業後の頃
バイトはメチャメチャやっていたので、それなりにお小遣いもあってCDは買いまくり、音楽業界もノリノリな時代で色々なアーティストが出ていました。カセットサイズのWalkmanも買ったりして音楽環境は充実していました。そんなときに画期的な商品が登場。その名もDisk walkman。CDがそのまま持ち運べるという商品。しかもなにがすごいって早送り、巻き戻しが必要ない。っていうカセットテープの弱点を克服。さらに持ち運び時に録音も必要ないし、アナログに落としていないので音質も良い。っていうこれが永遠のスタンダードと思わせるような商品でした。CDをたくさん持っていたので飛びついて購入しましたが一点弱点がありました。結構振動に弱いので走りながら聴いたりするとすぐに音飛びが発生することでした。ただ電車などで聴いている分にはなにも問題がないのでCDを購入した翌日にはすぐに持ち運んで聴いていてライフスタイルが変わった感じだったのを覚えています。

 

社会人なりたての頃
Disk Walkmanは何回か買い替えたように思います。買い換えるたびに読み込みキャッシュが効いていて、少しぐらいの振動を与えても音が飛ぶことはなくなりました。登場するたびにどんどん薄くなっていき、再生時間も充電残量を気にしなくても良いくらいになりました。そんなころにMDと呼ばれるカセットテープを置き換える商品が登場します。これ多分CDレンタルしたものを個人的に録音する人には重宝した商品だと思います。ただワタシはジャケット毎欲しかったっていうのもあってCDで購入していたので結構流行ったはずのMDは一度も触ったことありませんでした。MD Walkmanも流行ったような気がするのですが、とうとう一度も購入することはなかったです。

 

社会人になってそれなりな頃
CDはそれなりに購入していました。クルマも購入したりしたので車内でも聴くことができました。このころはCDは未来永劫続くんじゃないかと思ってました。

 

社会人になって独身ゆえの特権で4,5万円のものなら気軽に買えちゃう頃。
iPodが登場。世の中はハードディスクを持ち運ぶって必要? 音楽プレイヤーにしては高すぎるんじゃない? って意見も多かったように思います。そんなおりに30GBのiPodが出たときに購入。世の中iPodが品薄だったので配送までの3週間くらいで手持ちのCDを400枚以上iTunesで変換していました。iPodが届いたのは今でも覚えています。MacからiPodに音楽データを全て転送して、あんなに場所を取っている全部のCDがこれ一台に入っている。クルマで聴くときにもこれ一台持っていけば良い。翌日にはiPodの良さを周りに触れ回っていました。「容量がデカすぎるとかそんなことじゃなくて、全部を持ち運べるってのが良いんですよ」ってな感じです。当時クルマのカーステとの接続はライン入力できる機種は少なくて、FM電波で飛ばすか、カセットテープアダプターを使って接続というのが一般的でした。FM電波のほうは車の社外にあるアンテナに飛ばす、かつパーソナル無線などの影響を受けてノイズが乗るという評判でした。その頃に丁度新車を購入したのですが、オプションでライン入力は選べず、ユーザはカセットデッキもしくはMDデッキが選択可能でした。そこでカセットテープアダプタを使うことを前提にカセットデッキを購入したのは良い思い出です。ディーラの人も通常はMDを選択するのに?という感じでした。
ただこの選択は結構あたりで、音質は劣るが有線の強みでiPadからカーステまでノイズに悩ませられることもなく普通に再生できました。
その後、iPodは進化を続けます。iPod nano, iPod shuffleなどを購入して、iPod TouchiPod Touchの操作性に感動していよいよ iPhone 3GSを購入!
iPodの機能に電話がついた3GSは最高でした。まだ通信は遅かったので、標準で装備されいたGoogle mapを車内で使うっていうのはまだでしたね。

iPhoneは3GS -> 4s -> 5c -> 7 -> Xs と変更していって、とうとうApple Musicを契約して車内ではCarPlayで接続してストリーミング再生までできるようになりました。もはや事前に音楽を転送しておく必要もなく、Siriに適当にお願いをすれば適当な音楽を選んで再生してくれるようになりました。特に運転中に手で操作することなくステアリングの音声ボタンを押して声でリクエストがかけれるのが最高に便利です。一生全ての曲を聴ききれないくらいの曲数をファミリー契約ですら、わずか年間2万円以下で聴き放題っていうのはスゴイサービスだと思います。今後音質もHDになるとのことでますます音楽が身近なものになりそうです。