p68’s blog

Apple製品とMazda Roadsterが大好きです

間欠ワイパーとクルーズコントロール

現在のNDロードスターの前に乗っていたNCロードスターでビックリしたことの一つに間欠ワイパーが固定というのがありました。ワイパーは停止、間欠、低速、高速の切り替えで通常の車では間欠の設定にして早さを調整できるリング状のスイッチがついていると思うのですが、NCロードスターにはありませんでした。
これ、晴れの日には使わないので必要ないものなのですが、微妙な雨のときには「間欠」ではちょっと遅い、でも「低速」ではやりすぎってな感じのときに微妙に不便に感じてました。どこかの記事で書かれていたのですが、ロードスターはこだわりの軽量化がされているので、必要ないものは極力簡素なものになっている。というのがありました。そんな記事を見ていたので、ああ、それでワイパーにはリング状のスイッチがないのかしら。と思ったりしていました。

 

でも不便に感じていたのはワタシだけではなかったようです。NCロードスターとRX8のワイパーレバーの端子は共通のようで、RX8のワイパーレバーに取り替えることによってリング状のスイッチが追加されて間欠の早さが調整できるようになります。このワイパーレバーに取り替える記事が結構検索できるので不便に思う人がそれなりにいたのではないかと。でも、なんだかんだ交換してもいいかなぁと思っていたのですが、結局乗り換えまで交換せずでした。

 

そんなNCロードスターで、「ロードスターとはちょっと不便なものなのだ。」と勝手に思い込んでいたのですが、NDロードスターに変わってこの辺りは随分と便利になりました。
ワイパーはリング状のスイッチが標準装備され、Auto設定ができるようになり、雨を感知して自動でワイパーが動くようになりました。

そんなわけで、マツダのエンジニアは色々な改善などをしているとは思うのですが、ワタシが気がついたNC->NDで便利になったものを挙げます。

  • 前述したワイパーがAuto、かつリング状のスイッチで早さが設定できるようになった。
  • ライトもAutoができるようになって、基本的に昼夜で触らなくても良いようになる。消し忘れとかも気にしないで済むのでさらによし。
  • オートクルーズ機能がついた。

 

ワイパーとライトは本当に便利になりました。この機能追加でどの程度の重さが増えて軽量化に重きを置いている人には「いらん」と思う方もいるのかもしれませんが、ワタシ的にはマツダエンジニアに大感謝です。

 

さてさて、ここからが本題です。
先に書いた気がついた便利機能の一つに「オートクルーズ機能」があります。これ購入前はちょっと楽しみだなと思っていたのですが、実際に使ってみたらあんまり便利ではなかったなぁという話です。

 

現在NDロードスター以外にCX-5に乗っています。このCX-5には「マツダレーダークルーズコントロール(MRCC)」という機能がついています。これは高速運転時に非常に便利な機能で、前のクルマにレーダーで捕捉しながら車間距離を調整しつつ、一定の速度で走行できるという機能です。

 

具体的には、高速道路で運転中にこのMRCCをオンにします。同時に速度をたとえば100km/hに設定します。すると坂で登ろうが降ろうがクルマを100km/hになるように自動で調整されます。登り坂でアクセルを強く踏んだり、下り坂でブレーキを踏んだりせずに調整できるのはかなり楽で、意外に細かい調整をしていたのだと気づかされます。
かつ、レーダーで補足されているので、もし前にクルマがいたり、速度を落としたりした場合には自動で速度が調整されます。どの程度自動で調整されるかというと、ETCのゲートをくぐるときに20km/hぐらいまで速度を落としますが、前のクルマが速度を落とすと車間距離を保ちつつ、同じ速度まで落としてゲートをくぐれるぐらいです。
したがって、渋滞時でも速度は自動で落ちるし、不意に割り込みがあったりしても自動で速度が調整され車間距離が保てるので長距離の運転は本当に快適です。

 

NDロードスター購入時に、このレーダーまではついてないということは理解していました。したがってNDロードスターの場合は「クルーズコントロール」という機能になっています。
このCX-5の「マツダレーダークルーズコントロール」とNDロードスターの「クルーズコントロール」はスイッチの操作こそ同じですが、使い勝手がまったく違います。

 

ロードスターの場合、レーダーがついてないので設定した速度で運行しようとします。したがって前のクルマの減速や、不意の割り込みなどでも設定した速度で運行しようとします。一方、CX-5の場合は割り込み時のときなど自分がブレーキを踏むよりも一瞬早く自動で減速されてすごい便利だなと思うことが多いのです。ロードスターの場合は割り込み時でも同じ速度で走ろうとするので逆になんか危なく感じてしまいます。かつロードスターの場合はMTにしたので速度は一定にしようとしている傍らで渋滞減速時にはギアは自分で処理する必要がある(MTなので当然と言えば当然)ので、いまいち「クルーズコントロール」の使いどころがわかりません。

 

NCロードスターの頃はリングスイッチ一つ付けなかったりとしたのに、このNDロードスター場合、ワタシ的にイマイチ使い所のわからない「クルーズコントロール」がついています。わざわざ年次改良時に付けた機能なので便利に使いこなしている人も多いのかもしれませんが、どうせつけるのならレーダーで補足して快適機能にしてもらいたいし、レーダーつけないなら逆に危なく思う「クルーズコントロール」もいらないと思ったりしているのはワタシだけですかねぇ。