キーボードの話 その4:ソフトウェア設定編
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本日のお題目と結論
今回はPC/Macでキーボードを接続したときに、同じ設定になるようにそれぞれの機種での ソフトウェアでの設定方法 について説明します。Windowsは仕事で95->2000->Xp->8.1->10 と世代が変わるごとに設定するソフトが変わって結構乗り換え時には試行錯誤しました。一方MacのほうはmacOSと呼ばれるOS X系になってからは、OSでの設定もサポートしているのでユーザよりになっています。
今回はWindows 10 / Mac OS 11.4 (Big Sur)での設定にフォーカスして説明します。
ワタシのお好み設定
とはいえ、それほど大きなこだわりがないので、設定としては控えめです。やりたいことは下記です。
[A]の左にはCTRL
これは古いキーボードだと一般的だったと思うのですが、PCではメカニカルキーボードが標準ではなくなったころから、[A]の左にはCAPSキーが配置されることが多くなりました。MacもApple KeyboardからExtended KeyboardになったころからCAPSキーですね。
CTRLキーはエディタでコンビネーションキーに使われることが多いので、CAPSキーよりも優遇されるべきだと思うのですが、CAPSキーのほうが需要があるんですかね。
特にエディタにemacsを使うひとは[A]の左に合ったほうが使いやすいのではないかと思いますが、標準な設定を基本としている同僚はスペースの並びのCTRLも小指で普通につかえていました。ああ個人差があるんだなぁと思った瞬間でした。
また、会社生活をしていてCAPSキーを使ったのを見たことが一度あります。USの方が出張されてきてたときにその人が「俺ってタイプ遅いんだよね」といいながら左右の人差し指、中指の4本くらいでタイプしていたのですが、そのときに大文字が数キャラクター続くときに、CAPSキーを押して大文字だけモードに切り替えていました。会社生活でCAPSキーを使っているのを目撃したのはこのときだけです。ですが、US圏内では普通に使われているのかもしれません。
[1]の左はESC
これはファンクションキーが実装されている、されていないで差がでています。ファンクションキーがないキーボードは一般的にはESC、ファンクションキーがあると[~ (チルダ)]が一般的のようです。
これもエディタにemacsを使う人、さらにvi使いの人にとっても[1]の左にはESCのほうが都合いいと思いますがなぜかチルダが幅を効かせています。いまいちこのチルダを使うことって、それほど多くないように思うんですが、どこで使われているんでしょうか? awkかbashなんかで使ったことありますけど、そんなに頻繁に使うキーでもないような。
あと、英文をかいたりするときに、 1~10番みたいに範囲を表すときに[~ (チルダ)]が使われますが、それも[1]の左に位置しないといけないほどに頻度は高くないような。
日本語切り替えは SHIFT+SPACE
日本語モードにしておいて、英語に変換することもできますが、英文を書くこともあるので英語モードに切り替えたほうが面倒が少ないです。英文/日本語の比率で8対2くらいなので、普段はそれほど使いません。ただこのブログのような文章を書くときには、日本語、英語モードを頻繁に切り替えて入力したいので、最速で押せるSHIFT+SPACEは重要です。たしか30年くらい前にUNIXを使い始めたときに誰かが設定した環境をもらったものが、SHIFT+SPACEだったのでこれが身についてしまいました。
使用ソフトウェア (Windows10)
ChangeKey v1.50 (ChgKey15.LZH)
Windowsのキーマップ変更ツールは色々と出ていましたが、Windowsのバージョン変更に伴って動かなくなったり、使えなくなったりするのでちょっと面倒。このソフトウェアの素晴らしいところは、Windows 7でもWindows 10でも同じように使えるところ。
レジストリを直接Updateしてくれるので常駐しないのが良いし、やめたいときもソフトのなかから設定を削除すればキレイに元通り。GUIで設定できるが表記は日本語キーボードになっているがUSキーボードで使用してもまったく問題なし。USキーボードのチルダはChangeKeyの全角/半角になっているので、そこだけちょっと注意。
このソフトウェアで下記の設定をしている
マップ元 マップ先 Remarks 左CAPS lock 左CTRL CAPS lockは使わないので置き換えなし チルダ ESC 右ALT チルダ 右ALTは元々触らないので問題なし
これだけでRealforceはHHKBと同じように使える。
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Googleは素晴らしい会社で検索を始め、いろいろなソフトを利用させてもらっていて、そのうちの1つ。Google日本語入力キー設定に4つのエントリーを追加
モード 入力キー コマンド 直接入力 Shift Space IMEを有効化 直接入力 Shift Space IMEを無効化 入力文字なし Shift Space IMEを有効化 入力文字なし Shift Space IMEを無効化 これで、日本語/英語の切り替えがShift + Spaceでトグル切り替えができます。
使用ソフトウェア (Mac Big Sur)
- キーボード (設定のなか)
Macの素晴らしいところは、修飾キーだけとはいえ、キーボード毎に設定できるところ。これのおかげでHHKBはPC設定のままで良い(Dip SW変えなくても良い)、Realforceとの差分も標準ソフトで吸収できる。
変更元 | 変更先 |
CAPS Lock | Control |
Command | Option |
Option | Command |
- HHKB
変更元 | 変更先 |
Command | Option |
Option | Command |
唯一まだうまく設定できないのが、Realforceの[1]の左をESCに変えたいのだが、これのやり方がわからない。このESCはemacsのときに使うので、現在はMetaキーで押せるように変えようとしているんだけど、指が覚えているのでもうちょっと時間がかかりそう。
⌘英かな
このソフトは色々な設定ができるが、日本語の変換だけリマップしている。
input output Shift Space ⌘Space
おわりに
キーボードの設定方法についてまとめてみました。ソフトを探したりしているのに時間がかかっていますが書き出すと結構そんなに複雑な設定をしているわけではなかったですね。一応キーボード編はこれで終了です。好きな話題なので、また新しいキーボードとか使い方があったときに書きたいなぁと思います。