p68’s blog

Apple製品とMazda Roadsterが大好きです

USB-Cマグネット

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本日のお題目と結論

在宅勤務になってから2年半になりました。ワタシの場合は2020年の2月からだったのですが、まさかこんなに長くなるなんてと思ってしまいます。

2020年の4月ごろはほとんどの企業が在宅勤務になっていたと思うのですが、ワタシの勤務している会社がIT関連ということもあって家で作業してもさほど弊害がないことからコロナ感染の状況がよくなったとしても在宅勤務は併用されそうな感じです。

そんな毎日の在宅勤務でストレスになっていたのがプライベート用と会社用のパソコンのケーブルの差し替えです。 USB-Cのマグネットを使うことによって面倒くささがちょっと改善したのでそのあたりのことを書いてみようと思います。

これまでの構成

このコロナ禍の間に会社のパソコンと自宅のパソコンが変わりました。

切り替えはディスプレイだけで良いのでディスプレイ側のHDMIの切り替えで対応していました。BENQのディスプレイを使っていて切り替えがもたつくのでこれはこれでちょっと面倒でした。キーボード、マウスも置き換えたりしていたのでこれも面倒です。

もうケーブルの森になっていました。x2台のディスプレイにx4本のHDMIケーブル。しかも取り回しを良くしたいので3mのケーブルで接続していたのでモジャモジャです。

我が家もやっとこUSB-C

会社のWindowsノートが新しくなりました。USB-Cがx2と電源だけというシンプルな端子の構成でUSB-Cドックも支給されました。

ほぼ同時期に自宅のMacもM1MacBookAirに変えたところでした。 Macのほうは本体の制限からディスプレイ出力は1枚に制限されています。ワタシは2枚出力したいのでDisplayLinkのアダプタ(WL-UG69DK1)を使って接続にしました。

2つのドックからHDMIケーブルがそれぞれ2本で計4本。それぞれのDockからEthernetケーブル、USBハブ、キーボード、マウスなどを接続していました。これまたケーブルの森です。

一応この接続で、会社のWindowsを使うときにはディスプレイで切り替えてWindows用のキーボードを机に配置して仕事。 仕事後はディスプレイを切り替えてMacにしてMac用にキーボードを机に配置。一応これで用は足りるようになりました。

これで1週間くらいは使っていたと思います。

このときになんとなくM1 MacBookProを買っておけばよかったかなぁと思ったりしていました。理由はMacBookProならディスプレイの制限がないのでDellのUSB-CドックをMacでも使えるのに。っと。 これを読んでいる方は既にお気づきなのかもしれませんが、なぜかWindowsではDisplayLinkが使えると思っていませんでした。 M1 MacBookAirは2画面以上出力しようとすると、DisplayLinkが必要ですが、Windowsの場合はUSB-CドックとDisplayLinkどちらも使えることに気がついていませんでした。

WindowsノートにWL-UG69DK1

もともとWindowsノートのほうはUSBハブをつなげればNativeに2枚のディスプレイに出力することができます。これをDisplayLinkに置き換えた場合になにか出力が遅くなるとかが心配になるところです。早速試してみました。試すといっても簡単でMacとWL-UG69DK1をつなげているUSB-CケーブルをWindowsにつなげみるだけです。 ファーストインプレッションは「ドライバのインストールなどもなく、あっけないほどに普通に使える」でした。Windows10の環境では標準でドライバが入っているようで、WL-UG69DK1に接続したディスプレイ2枚、キーボード、マウス、スピーカフォン、Ethernetなどが問題なく使えました。

これで1週間ほど仕事に使っていましたがちょっとした不具合が。どうもしばらく使っていると一日に2回ほどキーボードを操作していると連打したようになることがありました。 一度キーボードを抜いたりすると改善するようなのですが、変な挙動になるかもと思うとビクビクして気持ちよく仕事ができません。 やっぱりWindowsの場合はNativeにつなげるUSB-Cじゃないとダメなのかなぁと思っていました。が、ふとドライバは標準のままだなぁと思い確認したところ2年ほど前のドライバで動作していました。会社のWindowsのほうにはあまりサードパーティーのドライバは入れたくないのですが、標準で入っていたもののバージョンアップならいいかなぁと新しいドライバを入れたところキーボードの挙動がおかしい現象はなくなりました。

ディスプレイの動作も仕事で使っている限り特に問題もありません。おそらくゲームででフレームレートが重要な場合には問題になりますが、通常のオフィス業務で問題になることはないのではないかと思います。

配線がスッキリ

WL-UG69DK1にMacWindowsどちらでも使えることが分かったのでUSB-Cドックは必要なくなりました。 おかげでドックはWL-UG69KD1に統一したので、ケーブル類が半分になりました。ディスプレイケーブルは4本から2本。USBハブも一つで済むのでキーボード、マウスを共通化できます。

逆に一つにしたことのデメリットはMac/Windowsと使うパソコンに合わせて接続し直す必要があるということ。これはワタシの使い方だと時間によって仕事とプライベートで分けているので特に問題になることはありませんでした。仕事中にMacが使いたければ本体のディスプレイとキーボードを使えば済む話でなにか困ることもありません。

現在のWL-UG69DK1の接続構成

本体に接続しているケーブルは以下のとおり。 - HDMIケーブルでディスプレイ(1920x1080) x2 - Ethernetケーブル - USB-Cハブ (キーボード、トラックボール無線ドンクル、9キーボード、スピーカーホン、USB-DAC)

それに加えてWL-UG69DK1はフロント側にUSBがx4ポートあるので USBメモリなんかの一時的に使うストレージなどの接続にも対応できます。

これによってWL-UG69DK1からMac/Windowsに接続するケーブルはUSB-C一本になって、Mac/Windowsはこのケーブルの接続し直すことで切り替えることができるようになりました。 一つ残念なことにWL-UG69DK1はPD (Power Delivery)には対応していないので、別途USB-Cの電源が必要になります。ここだけサポートしてくれたらケーブル一本で済むので非常に良かったのでここだけ残念です。

よって最終的にはMac/Windowsを切り替える場合はこのUSB-Cを2本接続する必要があります。

USB-C接続の印象

USBの接続はなんだかあまり良い印象がありませんでした。MacでのUSBのサポートはIntelMac以降ですし、会社で使っていたWindowsもその当時 95/2000/Xpだったりして接続解除のたびにアイコンをクリックして解除の必要があったり、起動時から接続していないと認識しなかったり、使うたびに抜き差ししていると動作しなかったりブルースクリーンになったり。

そんな印象からか使うたびにケーブルをつなぎ替えるなんてと思って使い始めたのですが、心配していたハングとかフリーズの問題はなく、細かい気になることも特にありません。WL-UG69DK1自体は電源を入れっぱなしで、Windows/Macに繋ぎ変えています。 USBハブにつなげているトラックボールの無線トングルもWindows/Mac双方で動いています。おかげでキーボード、マウス、ディスプレイ、スピーカーフォン、USB-DACEthernetとUSB-Cケーブルの抜き差しだけでよくなったので、USB-Cの印象はガラリと良い方向に変わりました。

USB-C接続の不満点

しばらく使ってみて動作的にはなにも問題なく切り替えができるので満足していましたが、不満点もチラホラと。

  • 2本のケーブルの向きと出っ張り

メーカが違うのでしょうがないのですが、MacBookAirは左側にUSB-C端子、Windowsのほうは右にUSB-C端子がでています。 ワタシはデュアルディスプレイの右側にノートを配置しているのでMacの左側にUSB-C端子が出っ張っているのは視界に入って気になります。 1本だったらL字型のケーブルをつかって出っ張りを減らせるんですが2本だと上下にL字を使うこともできますが、ケーブルも上下に分かれてしまうのでこれも見栄えがよくありません。

  • ケーブルの抜き差しが地味にストレス

USB-Cはケーブルの向きがないので上下を気にしないで差し込むことが便利ですね。耐久性も考えられて10,000回は保証されているので、一日10回抜き差しをしても3年は使えるくらいなので耐久性は満足です。実際には一日10回など抜き差しをしないのでほぼ製品の他の部分が目劣りするくらまでは耐えられそうです。 一方、確実な接続のためか、抜け防止のためか奥まで入れると軽いクリック感がありますよね。これきちんと接続されているかの安心感があるのですが、差し替えるときには片手でできずに本体を抑えてケーブルの抜き差しをします。これが毎日抜き差ししていると本体を軽く持ち上げてケーブルを抜く別のPCを持ち上げて差すが地味に面倒になってきました。ワタシの場合は会社のPCとプライベートで繋ぎ変えていたので毎日朝夜とつなぎ替えることになるのでそのあたりが地味にストレスです。 休日はMacを使うのがメインですが、これも机でつかったりソファで使ったりしているので結構抜き差しをしてこれもストレスです。

色々買っての解決案がマグネットとL型ケーブルの組み合わせ

MacBookAirを利用している人でDisplayLinkデュアルディスプレイを構築しているの接続方法に興味がありますがあまり情報がありません。色々とケーブルとかマグネットのコネクタを買ってみて行き着いた先が写真の構成。L型マグネットとI型マグネット + L型USB-Cケーブルの組み合わせにして、ケーブルが一つの方向から出るようにしました。かつL型にしたことでUSB-Cの出っ張りが少しは目立たないようになっています。 これでMacBookAirをディスプレイの右側においてもケーブルが目立たなくなりました。

どこかにないかこんな商品

MacBookAirのようにUSB-Cの端子が並んでいるのは会社から支給されているWindowsも同じようで、ともに同じ幅で並んでいます。 一番の理想はUSB-Cのケーブル1本でハブに繋げられてPDもサポートしていれば言うことないのです。ケーブルをPD100W対応のL型にすればスッキリと配線することができます。しかしいま時点DisplayLink関連でPDをサポートしている商品は探した限りないようなので2本ケーブルを接続することが前提になります。

そうなるとつなげかえ時に2本接続する必要があって、かつ2本をつなげようとするとストレートケーブルになってかなりケーブルが気になるようになります。 なのでUSB-C x2を後方に向けられるL型ハブ(内部で2端子をMixしたりする必要はなく単に曲げるだけ)があればかなり配線がスッキリするのですが、どこかにそんな商品でてないですかね?

まとめ

USB-Cのケーブルの接続について色々とああでもこうでもないと考えて、一応着地点が見つかって現在の組み合わせになりました。 ワタシのように仕事とプライベートで毎日つなぎ替えると言う人がどの程度いるのかわかりませんが、少なくともWindows/Mac問わずノートPCを利用している人は充電のたびに繋ぎ変えたりしていると思うので、マグネット式のケーブルにかえるだけで随分と便利になるのはないかと思います。