p68’s blog

Apple製品とMazda Roadsterが大好きです

ThinkPad X240ハードウェアパーツ交換

Table of Contents

  1. 本日のお題目と結論
  2. これまで購入した中古品
  3. 中古のThinkPad
    1. スペックとお値段
    2. 追加で買ったパーツとお値段
    3. USキーボード(4,800円)
    4. メモリ8GB (3,143円)
    5. トラックパッド (3,280円)
    6. トップカバー(3,180円)
    7. これから届くパーツとお値段
  4. まとめ

本日のお題目と結論

先日、MacbookAirかProか検討していたら、Chromebookでいいんじゃないかって思って、なんだかんだで中古のThinkPadにしてみました。という書き込みをしました。あれからThinkPadが届いて、続々とパーツも届いて、Ubuntuのセットアップなんぞもはじめて、Blogに書き込めるくらいの環境が整ったのでThinkPadで現時点までの感想まで書いてみようと思います。

また人によって価値観が分かれるところだと思いますが、ワタシは中古品が苦手なほうだと思っていました。それは中古品の販売価格は、新品の価格から中古品としての失われた価値が引かれてお店の儲けを載せて販売しているので、儲けが本来のメーカと中古店で二重に取られてるんじゃないかと考えていたからです。ただ今回のThinkPad購入で中古店の儲けを鑑みても自分で修理することを前提にすればコスト以上にメリットを享受できたと感じられたので中古品に対しての価値観はずいぶんと変わりました。

結論として文章を書き込む端末としては、コストに対して得られるメリットのほうが大きくておすすめできるんじゃないかと思います。そのあたりのおすすめポイントと気がついたデメリットみたいなことを書いてみます。

これまで購入した中古品

これまで中古のものって数えるほどしか買ったことありませんでした。たぶんジッポと時計くらい。

  • 自分の誕生年に作られたジッポライター

    ジッポは火をつけることに関しては永久保証っていうのが有名ですね。火をつけることができなければ、できるところまでは修理をしてくれるそうです。面白いのは条件を付けていないのでグラインダーでバラバラになってしまっても直してくれる。この場合は新しい商品との取り替えになってしまうそうですが、サービスとしては面白いですね。あと底蓋に製造年がマークされてるというのもあるので何年物かすぐにわかります。

    出会いは就職してしばらくたってちょうどSE/30を買ったころだったと思うのですが、アメリカスゲーと妙にアメリカに肩入れしていたころに、葉巻なんかを扱っている専門店に立ち寄ったときにふとジッポが目につきました。そこで星条旗のジッポがあって目を引きました。かつ製造年が自分の誕生年。なんとなく運命的なものを感じて購入を決意。もとの定価は3千円くらいだと思うのですが、価格は16000円だったような。ちょっとしたプレミア価格ですよね。これはお値段以上に大満足でその後10年ほど使っていました。

  • IWCのポートフィノ

    社会人なりたてのころに雑誌に紹介されていて一目惚れした時計。多分型番はIW3513で文字盤のIWCの下に書かれた文字が筆記体で書かれていてなんとも上品な代物です。ときは経ち、40を過ぎた頃にそういえば昔IWCのポートフィノが欲しかったなぁと思い調べたところ、ポートフィノ自体はまだ発売されていました。ただデザインがちょっと変わっていて、まず針が長めの細いものから、立体的に真ん中が膨らんだような針になり、文字盤も筆記体からブロック体のロゴに変わりました。 全体的に上品な時計であることには変わりないですが、当初憧れたものとは印象が変わってしまったので、中古で探してみることにしました。 当時10万円ちょっとの定価だったような気がするのですが、20万円弱だったような記憶もあって当初の値段は定かではないのですが、中古で6万円ほどで売られていました。 これにオーバーホールを出して+3万円。ベルトを取り替えて+1万円だったので都合10万円ほどかかりました。定価が10万円だったらほとんどかわらない値段だなぁと思いつつも、当初ほしかったものが手に入ったので非常に満足でした。傷も特に入ってはいなかったのも良かったところです。

    時計は購入タイミングでデザインが変わるし、オーバーホールに出せば中身はきちんとメンテナンスされるし、ケースもきれいに磨かれます。なので人が使った感がないのがいいところなんじゃないかと思います。

まとめると、これまで購入した中古品は欲しくても新品では買えなくなっているものでした。

中古のThinkPad

ジッポとポートフィノの中古は新品とはいかないまでも使用感のないクオリティでした。一方ThinkPadの中古はどうかというと正真正銘の中古と言う感じでした。まぁ程度は値段に比例するので2万円という価格を考えればお値段以上の感じです。

まずトップカバーにシール跡が。ThinkPadはトップカバーにラバーのようなコーティングがされているのですが、シール跡が残りやすい傾向です。おそらく管理番号がテプラで貼ってあったんだと思います。

またトップカバーにはベタつきが。これは経年変化で加水分解をするのかある程度しょうがないとは思っていますが、なんとなく新しいパソコンを購入してしばらく使わないといきなりベタつくようになる気がしませんか?過去にX20, A30p, T42, なんかを使ってましたが同じ傾向でした。

スペックとお値段

Lenovo X240, 4GB Memory, 500GBHD, Full HD (1920x1080). 基本的にこの程度のSpecがあればUbuntuのテキスト処理だったらなんにも問題ないレベルで使えます。Windowsでもメモリを増設すればそこそこ使えるのではないかと思います。これで2万円

追加で買ったパーツとお値段

ThinkPadの良いところはパーツが格安で変えるところだと思います。

USキーボード(4,800円)

もともとついていた日本語版キーボードは使用感もなくてきれいでした。どこかの制御用で使われていたのかわかりませんが、新品のキーボードかと思うような感じでした。もしくはリース先が仕事をしないおっさんでほとんどキーボードを使わない人だったのでしょうか。 したがって日本語キーボードが好みの人は買い換える必要もなく満足できたんじゃないかと 。

取り付けのほうについて書いてみます。基本的にはLenovoのサイトでX240の取扱マニュアルが公開されていて、これを見ながら進めるのが正しいです。同時に外すネジの長さがそれぞれ違う部分もあるのできちんと確認しながら進めれば特に難しいことはないと思います。流れとしてX240の場合は裏蓋をあけてからバッテリー、周辺装置のコネクタ類を外して、ロジックボードまで外す必要があります。ワタシは過去にThinkPadのキーボード交換とかはやったことありますが、このモデルの交換が一番大変でした。ただもともとが中古品で安価であったため、結構思い切って作業ができました。これが20万円とかするPCとかだとちょっと躊躇したかなぁとは思います。おかげで組み戻すときにケーブルがキーボードの下に挟まったまま作業を進めてしまい最後に気がつくというようなことが2回ありました。再度分解を2回繰り返すなどを行ったので外すネジなどが理解できたのでいまだったら15分ほどでキーボードは取り替えられるんじゃないかと思います。

余談ですがX280からはキーボード側の3ボタンの下のネジを外すだけで簡単に取り替えができるようです。

メモリ8GB (3,143円)

Linuxで使うので4GBでも十分な気がしますが、安いこともあって増設してみました。Chromeなどでめちゃめちゃウィンドウを増やしても対応できるんじゃないかと思います。

Linuxで使うので4GBでも十分な気がしますが、安いこともあって増設してみました。Chromeなどでめちゃめちゃウィンドウを増やしても対応できるんじゃないかと思います。

トラックパッド (3,280円)

ThinkPadといえば赤色のトラックポイントとスペース下のスイッチで操作するのが特徴です。最初はぎこちないのですがなれるとホームポジションから手を離す必要がないので便利に操作できるようになります。人によってはデスクトップでも使えるようにとトラックポイント付きのキーボードに変えるくらいです。

一方他のメーカはトラックパッドの大型化に進んでいるからか、ThinkPadもX240の数世代前からトラックポイントトラックパッドの両方を備えるようになりました。実際にあえてThinkPadを選んでいる人たちにとってトラックパッドがどの程度良い影響を与えたかわかりませんが、個人的にはあんまりいらないのではと思っていました。

これはIBMのころからこだわりだったのかこのトラックポイントの改善が頻繁に行われてました。Windowsで使っていた当時は一年に数回トラックポイントのアップデートがありました。細かい変更は特にわかりませんが、調整とか改善とか変更点にあったので細かい調整がされていたようです。

そんななか、ThinkPad X240からちょっと方向を変えようと思ったのか、トラックポイントとパッド周りのデザインが変わりました。従来のパッド上にスイッチを配置したものからパッド一枚に集約し上部の角にクリック機能をもたせました。これにより赤ポッチのデザインはそのままに他社と同様に大型のトラックパッドを入れることができて、かつ従来のトラックポイントユーザの要求も満たせると考えたようです。しかしながらこれがあまりうまいこといかなかったように思います。まず一枚の板にクリック機能をもたせたために大きな板をガタガタ動かすような感じになっているので可動部が大きいためにすこぶる使い心地がよくありません。同時期に発売された他のモデルでも同様に一枚板のトラックパッドが採用されています。しかしながらユーザからの反応も良くなかったのか、次のX250から従来の3ボタンスイッチをトラックパッドの上部にあるインターフェースに戻りました。したがって複数モデルで一枚板が採用されたとはいえわずか1世代で変わってしまった不運なインターフェースになってしまったようです。

そんなわけでX240ユーザの一般的な改造ではX250の3ボタン付きのトラックパッドに取り替えるのが一般的になっているようです。ワタシも流行りに合わせてパーツのほうを購入したしだいです。

交換のほうはキーボードの交換よりもはるかに簡単です。ただワタシの場合はフラットケーブルの取り付けがぶきっちょでスムーズにできなかったので、結局はキーボードのほうまで外してトラックパッドへのフラットケーブルを伸ばして取り付けました。他の方の記事では簡単に交換できるとあるなかでは大変だったです。

トップカバー(3,180円)

中古のThinkPadを買って一番イケてなかったのがトップカバーです。ネットなどをみるとベタつきを解消するためにエタノールで拭いたりニベアを塗ったり、はたまた塗装をしたりといろいろとあるようですが、どれも手間がかかります。また作業後の感想をみてもベタつきに関してはどうしようもないようで、ある程度の改善はするものの新品のような肌触りに戻るわけでもないので効果がイマイチです。だったら交換するにはいくらかかるのか調べてみると3,180円でトップカバーが買えるようでした。、なのでものは試しに購入してみました。純正品なのかどうかはわかりませんが取り外したカバーと比べてみても違いは感じられずに質感も新品でサラサラしています。

取り付けのほうはさほど難しくありません。ディスプレイ側のほうだけで取り替えることができます。ただ液晶とのベゼルの間に指を突っ込んで枠を取り外すことから始まるのですが、「え〜、ここに指を突っ込むの?」というところから始まります。ちょっと中古ではなければ突っ込みたくない感じですが、一度やってみると「へ〜、うまくできているなぁ」という感じでネジも外さずに液晶自体にアクセスできました。液晶裏にはフロントカメラとアンテナが配線されているので注意しながら外して、トップカバーと本体で接続されている4本のネジを外せば取り替えできます。

これから届くパーツとお値段

AC7260 WiFi + BT4.0 (2,500円)が注文中で配送待ちです。

まとめ

ハードウェア的には家にSSDが余ってあったせいか、本体と取り替えパーツで3万円強で見た目も満足なパソコンを購入することができました。特にThinkPadの場合は望めばボトムカバーを含む外装をすべて交換することもできるので、見た目を新品のようにすることもできます。消耗品であるバッテリーも互換品が安価に交換できます。自作パソコンと違いアップグレードができるわけではないですが部品が壊れても安価に交換できるメンテナンス性は他のノートパソコンにはない魅力ではないでしょうか?フリーのLinuxもいろいろと用意されていてカスタマイズができる点はMacとは真逆で、これはこれで楽しめそうです。次回はソフトの設定について書いてみようと思います。