p68’s blog

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KBD67 Lite R4 / QK65

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本日のお題目と結論

自作キーボード関連のDIYキットを注文していたのですが、お盆の休みを狙ったかのように届きました。 時間もあったので2台組み立てたのでその紹介と感想を書いてみます。備忘録も兼ねて。

とはいえ、最近気になったキーボード関連のパーツをオーダしていて気がついたのですが、販売自体がGroupBuyの形式を取っているので申し込みから発送まで結構時間がかかります。したがって誰かのレビューを読めるころにはすでに販売は締め切りされているので欲しい!と思っても購入できるわけではないのでこの書き込みをみて興味を持つ方がいてもあまり役にたちません。

しかし、今回購入したKBD67liteR4QK65 R2はそれぞれ再販です。それぞれ前回の販売の評判が良かったので購入してみたので、もしかして今後再販があった場合にはこの書き込みが参考になるかもしれません。

現在使っているキーボード

現在は、まずはお試しに買ってみたBLADE60とBLADE65があります。どちらもKBDFANで販売されているもので、定常的に購入できるようです。どちらも非対称な形が特徴的です。

キーキャップ、キースイッチも色々と試してみて、組み合わせによって感触が随分と変わるのもわかり始めました。

そんなBLADE60でしばらく遊んでいたんですが、あまりに気に入ってしまったので、続いてBLADE65を購入してしまったくらいです。

現在の組み合わせはいかになっています。

Keyboard Plate Switch Keycaps
Blade60 Brass Novelkeys Cream Cherry Profile
Blade65 Polycarbonate Gateron OilKing Cherry Profile

Switchの違いは今回購入したキーボードでのお試しも含めて、別に書くのでここではキーボードとPlateの違いについての感想です。

Blade60と65の違いはそれほど多くありません。

  • Blade65のほうは右に一列追加されていて、矢印キーが配列されている。

VIAでどのキーにも好きなキーがアサインできるので矢印キーの場所を矢印として使う必要とかもないのですが、標準的なアサインで使ってみています。 矢印キーがないからといって特に困ることもなかったのですが、あればあったで使うこともあるので便利に思うこともある。という感じです。

右列には一般的に上から HOME, PageUp, PageDn, ENDアサインしました。 でもホームポジションから指が離れてしまうので、使う機会は限られます。Web Browsing中のPageUp/Dnくらいでしょうか。 なので普段はタッチタイピングをしてホームポジションから指を離さない使い方をしている方は60のほうが良いように思います。 マウスとの距離が1キー分狭くできるというメリットがあります。

見た目に関してはどちらも好きです。60のほうは左右が均等になっているのでバランスが良いように思いますし、65のほうはカーソルキーが色違いだったりするので良いアクセントになっています。

  • マウントの方式が違う。

Blade60のほうはケースに4つの支点があってネジ止めをするタイプです。Oリングマウントというのが正式な名前かどうかわかりませんが、どこかの説明にはそう書いてありました。

Blade65のほうはガスケットマウントと呼ばれているタイプでケースの上下で基盤を挟み込む方式です。よくネットではキーを力強く押すと基盤がたわむことで独自のキータッチを出せるというようなことが書かれているのですが、ワタシはそれほどの違いは感じられませんでした。 どちらかというと、基盤に支点がないことで打鍵音の場所によるバラツキが小さいように思います。キータッチの違いが実感できなかったので世の中のキーボード好きのこだわりが垣間見れたような気がしました。ワタシはそこまで違いの分かる人間ではなかったようです。*1

KBD67 Lite R4購入の経緯とスケジュール

すでに2つのキーボードを使っているので必要性からすればまったくないのですが、ケースの違いによるタッチの違いというのがあるのかどうか比べたくて購入を検討しました。

購入はワタシの中で実績のあるKBDFANS*2が第一候補です。当時KBD67 Lite R3がちょうど売られていた時期でしたが、あいにくISOのレイアウトしかありません。Aliexpressのほうを見たところ、ちょうどANSIがやたらと安い価格で売られていました。たしか8千円くらいだったと思います。これなら2つ買ってもいいかなぁ、色はどうしようかなぁと午前中に思っていて色を保留にしていて夜にオーダしようとしたところすでに売り切れになっていました。

そんなわけで安いプラスティックのキットがないなぁと思っていたところKBDFANSからR4がアナウンスされました。内容をみると「色々と変えようと思っていてテストしていたけどR3のほうが良かったのでケースの色以外はR3と同じです」とのこと。色もR3のスケスケのものからソリットな色に変更です。これならR4のほうが良いかなぁと思い、Interestでメールアドレスを登録したのが4/23、オーダが始まったのが5/6, オーダ日が5/7で, 発送の連絡が8/8、受け取りが8/12くらいだったと思います。

Date Status Remarks
4/23 Interestに登録 メールアドレスの登録が必要
5/6 オーダ開始 メールに申し込みのリンクがついてます
5/7 オーダ日 早いほうが良いかと思い翌日には
8/8 発送の連絡 商品を送った旨のメール
8/12 商品の受け取り 連絡から受け取りまで早い!

R3->R4と回数をこなしている商品でも4ヶ月くらいかかりますね。 ちなみに申込時にPayPalとのキャンペーンが実施されていて、1台につき10ドルの割引が適用されました。思いのほか安かったので2台色違いで購入しました。

QK65購入の経緯とスケジュール

KBD65を申し込んで早くこないかなぁと思っていたんですが、5chでキーボード関連の書き込みを読んでいたところQK65のコメントが結構書き込まれていました。頭にQがついているので、KeychronのKeyboardだと思っていたのですが、QWERTYKEYという会社の製品のようで勘違いしていました。

QK65 R1のネットの書き込みでは、値段のかなりリーズナブル、ガスケットマウント、音が良いとの評判でした。一方、別の書き込みとしてはやっぱり$500以上のキーボードよりは音がクリアではないとか意見もありましたが総じて価格以上のクオリティとのことで興味がわきました。

そんなときにR2が締め切りがもうすぐというような書き込みをみて、ここで買わないとまたしばらく購入できないと思い購入。締め切りに近いタイミングで申し込んだので受け取りまで結構早かった気がしました。こちらのほうはケースの上部と下部の色が別々に指定できるので、自分の好きな組み合わせでオーダできます。すこし特別感があっていいですね。

Date Status Remarks
6/5 申し込み ケース、PCB、PLATEそれぞれ選びます
8/6 発送メール
8/11 受け取り

BLADE65 / KBD67Lite / QK65 の比較

そんな経緯でお盆中にKBD65/QK65を組み立てたので比較してみます。

BLADE65 KBD67Lite QK65 Remarks
Case アルミ プラスティック アルミ
Price $289 $109*3 $180*4
LED Yes Yes No QK65はCAPSKeyのみ実装
USB-C 左上 左上 中央
VIA Yes Yes Yes
Weight

重さは1kg以上あるので手持ちのキッチンはかりが使えませんでした。 こうして並べてみると、アルミのキーボードは倍以上の値段の価値はあるのか?という感じがしますが、実際に手にとって見るとアルミの重さが値段の差以上に満足感できるんじゃないかと思います。 これだけ重いのだからそれなりに値段が張るのはしょうがないよね。みたいな。

組み立て後にしばらく使っていたんですが、必ずしもアルミ>プラスティックと言う感じでもなくて、それぞれ良さがありました。

まずは質感ですが、アルミのケースは持ったときにこれはエクササイズ用のダンベルか?と思うほど重いです。昨今の電化製品は軽量化の流れを組んでいるのでここまでずっしりとする商品ってあんまりないように思います。 思いつくところでは「男のフライパン」*5 どうもアルミのケースの場合は、打鍵音がクリアになるのがメリットのようです。なので「コトコト」、「カタカタ」なるようなキーボードが欲しいならアルミケースがメリットあります。またPCB自体をケースにネジで止めるよりもケースの縁で吊るすような構造のほうが場所により音が変わるというようなことが少ないようです。

ケースの素材の違いによる打鍵感の違いはワタシには違いが感じられませんでした。ただ打鍵音が良いと打鍵感もよく感じるような気がします。 したがって普段ヘッドホンで音楽を聞きながらキーボードを打つのであればどちらでも良いですね。 このあたりが打鍵音にこだわって高い商品が売り出されている理由なのかもしれません。

と、一応の結論を出したのですが、もうちょっと突き詰める意味で純粋にキーボードの違いで打鍵感が変わるのかと思ってQK65と同じスイッチでKBD67でも組んでみました。 これっ、思った以上に違いが出ることに驚きました。まず打鍵音は打鍵感に影響します。あきらかにノイズの少ない音のキーボードは入力して気持ちよく文章もサクサク入力できました。一方KBD67のほうはどうかというとプラスティックの反射音みたいなものが感じられて打鍵感も悪いような感じになります。

スマホでゲームをやったとき、例えばマリオランをプレイしたときに、Muteにするとなんだか物足りない感じになると思うのですが、あの感覚に似ていると感じました。入力のときに音が出ると気持ちがいいですよね。

では、ヘッドホンをして音楽をガンガンに流して打鍵音が聞こえない状況にしてタイプしてみた場合にどうかというと、ワタシ的にはQK65/KBD67も同じに感じられました。ヘッドホンをしてQK65でタイプしても気持ちよく感じられないのです。音によってあたかもスイッチが「スッ」と入力できているように感じられることがわかりました。 よくHHKBなんかも内部にウレタンを入れたり、アルミケースに換装したりという記事を見ていて、投資分の向上があるのか懐疑的だったんですが改めて打鍵音は打鍵感に影響を与えることが理解できました。

とはいえ、打鍵音はそれなりに音がでるので一人で使う分には問題ないのですが、オフィスで使う場合には周りへの影響でカタカタ音がなるのも憚れます。ワタシは人の不定期になるマウスのカチカチ音も苦手なほうなので、音はならないにこしたことありませんよね。*6

アルミとプラスティックのケース

ワタシとしては、音を出したいのならアルミ。静粛性を求めるならアルミである必要がないのでプラスティックという方向にするのが良いかなぁと思っています。

またプラスティックの良さのひとつとして、持ち運びというのもあるのでうまいこと使い分けるのが良いと思います。

当然、自宅やオフィスなどでも十分に距離のある人はアルミを持ち運んでいつも最高の打鍵感を味合うのも良いと思いますし、家ではアルミ会社などではプラスティックを使い分けるのも良いと思いました。

ワタシのキーボードの詳細

スイッチの押し心地は当然スイッチの種類に左右されるので

Keyboard Switch Stabilizer 一言感想
Blade60 NovelKeys Cream DurockV2 軽いキータッチで疲れない
Blade65 Gateron Oil King DurockV2 打鍵感がスムーズ
QK65 FAKER like Holy Panda 付属品 67gは少し重めで好み。音も良い
KBD67Lite(Blue) FAKER like Holy Panda 付属品 67gは少し重めで好み。音は静かめ
KBD67Lite(Green) Kailh Box Silent Pink 付属品 静音なので夜でも使える

まとめ

ものは試しと買ってみた自作キーボードでしたが、数が増えてきてちょっとハマってしまったみたいです。少なくとも自作の抵抗感はなくなって、市販のキーボードを買うことは少なくなると思います。デザインも含めて自分で選べて取り替えられるところが良いところです。 実際に購入したものは一番高いものでもBlade65なのでスイッチ、キーキャップを買っても$400くらい。自作キーボード界ではリーズナブルな価格帯の商品です。

ハイエンドのキーボードにもちょっと興味が出てきたので、機会があったら評判の良いGroupBuyに参加しようかなぁと考えているところです。とはいえハイエンドはトータルで10万円とかお値段に見合う満足度が得られかがちょっと心配ですね。

*1:昔、コーヒのCMで「違いの分かる男」というキャッチフレーズがありました。いろいろな人が出ている中で宮本亜門さん出演されていたのが特に印象深いです。なにごとでもこだわりのある人がカッコいいと思ったものです。なのでこういう小さいことでも違いの分かるようになりたいですね。

*2:https://kbdfans.com

*3:実際はPayPalのキャンペーンにより$10割引が適用されて$99

*4:Base$120+PCB$40+Plate(POM)$20

*5:https://www.ajinefrypan.com/otokofrypan/otokofrypan-45frypan.htm 板厚4.5ミリのフライパンでハンバーグやステーキが美味しく調理することができるそうです。機会があったら購入してみたいのですが、これだけの商品になるとやはりお値段も良い値段なのでちょっと躊躇しますね。でも欲しい

*6:一行入力できた達成感からかやたらとリターンキーを叩くのがうるさい人がいますがあれはなんなんでしょうね。日本語キーボードはリターンキーが逆L字の大きなキーなのが悪因のひとつだと思うのですがどうなんでしょうね。